子どもたちは、学校からあおぞらへ帰ってくると「ただいま!」と元気にあいさつしてくれます。自分で靴を脱ぎ、靴箱に片づけます。
荷物をそれぞれのロッカーにしまい、手を洗うところからあおぞらでの一日が始まります。
日常の基本的な生活スキルやあいさつなどの習慣が身に着くように、声をかけさせていただいています。
あおぞらでは毎日クッキングをしています。
たまごを割ったり、生地をかき混ぜたり、パンに具材をトッピングしたり、焼いたり蒸したり、子どもたちそれぞれができる工程に積極的に参加してもらっています(活動の様子はブログをご覧下さい)。
食べる時は座って食べる、「ごちそうさま」をして食器は自分で下げる、食べ終わったら財布からおやつ代を出して支払うなど、できる範囲でできることを行う取り組みをしています。
行事に関連した工作や、毎月のカレンダー作りなど、季節ごとの自然や行事に関連した創作を活動に取り入れています。
また、ちぎり絵はあおぞらのみんなで協力して毎月一つの作品を作り上げています。それぞれのイメージやアイディア、得意なことを活かしながら、楽しく創作活動に取り組めるように支援しています。
あおぞらでは、子どもたちが様々な体験をすることができるよう、毎月二回ほど、土曜日に「お出かけ」をしています。
動植物園や工場などの見学だけでなく、清流に出かけ水遊びを楽しんだり、旬の果物狩りに出かけたり、ウインタースポーツを楽しんだりしながら、季節や自然を肌で感じています。
お出かけに参加する子どもたちは事前学習で場所や予定、内容を確認し、そこでどんなことをするか、どんなことをして楽しみたいか、イメージを作っていきます。やったことがないこと、うまくできるか不安なことがあったらみんなで予習や練習をし、必要な準備も一緒に行って、当日を迎えます。
これまでお出かけを通して子どもたちは、ボルダリングや紙すき、そば打ち、乳しぼりなど様々なことに挑戦してきました。また自分たちで買い物や準備をしてBBQやそうめん流しを楽しんだり、調理室を借りてみんなで食事を作ったりと、様々な体験を積み重ねています。繰り返し取り組む中で、去年より上手になった、出来るようになった、と自分の成長を感じています。
具体的な活動の様子はブログに掲載しておりますので、ご参照ください。
設定された活動以外の時間は、子どもたちは自分で過ごし方を選択しています。
一人で集中してブロックに没頭する子もいれば、仲良しの子と一緒にオセロやトランプを楽しむ子、おままごとをする子たちもおり、ルールを守ってあおぞらという空間を共有しています。
遊びの中で譲ったり譲られたり、勝ち負けを楽しんだり、ワクワクや笑顔を共有したり、子どもたちはたくさんのことを経験しています。
客観的な発達指標として太田ステージによる評価を導入しています。太田ステージは、発達の節目に合わせて発達段階をStageIからIVに分けてとらえやすくしたもので、シンボル機能を評価します。それぞれの発達を共通の基盤に立って理解し、発達段階に合わせた働きかけを行っています。